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2015年07月30日虫歯を放置することで起こる症状

虫歯を放置することで起こる症状

虫歯を放置しておくと?

初期の虫歯は痛みを感じても次の日にはおさまっていたりして「まだ大丈夫」と思いがちですが、虫歯が自然治癒することはなく、気づくと重症化しているといったパターンが大変多く見られます。痛みに耐えかねて歯科へ行くと、もう抜歯するしかない状態になってしまっていた、ということも。虫歯の進行度とその症状をご紹介します。
・C0・・・ごく初期の虫歯で、歯の表面のエナメル質が少しずつ溶けてきている状態。自覚症状はない。
・C1・・・エナメル質の溶解が進み、その下の象牙質が出てきている状態で、たまに甘いものがしみると感じる。
・C2・・・黒い部分ができてくるので、目で見て分かるようになる。冷たいものがしみるなど、痛みを感じる。
・C3・・・さらに歯が溶けて穴が開き、見た目にはっきりわかる。虫歯は神経に広がって炎症を起こし、慢性的な強い痛みを感じる。
・C4・・・歯は完全に溶かされボロボロに。茶色く変色しぐずぐず崩れたような状態に。神経が壊死して痛みは感じなくなるが、炎症は歯茎に広がって、悪臭や膿が出る。

放置することで起こる症状

悪化した虫歯を放置しておくと、虫歯以外にも様々な症状を引き起こします。

【噛み合せの不整合】
虫歯が進行し歯がボロボロになると、抜歯したような状態になり、そこから歯並びや噛み合せの不整合が起こります。噛み合せが悪く片側だけで物を噛むことなどを続けていると、上あごと下あごの位置がずれたり、ひどい場合は顔の形そのものが歪んでしまうこともあります。また物がうまく噛めず、消化不良を起こす原因にもなります。

【顎の骨を侵食】
虫歯の原因菌が顎の骨に到達すると、骨を溶かしながら周囲に炎症を広げていきます(顎骨骨髄炎など)。患部は腫れあがってひどい痛みを伴い、やがて顎骨が腐っていきます。骨髄に入り込んだ細菌をやっつけるため抗菌剤を点滴し、腐った骨を除去するなど、多くの場合は手術を伴う時間のかかる治療になります。

【全身疾患~命の危険も】
虫歯菌が傷口から血液に入り込み、やがて全身に運ばれると、全身の倦怠感や原因不明の発熱が続くなど、体のあちこちで不調をきたします。脳梗塞や心筋梗塞などの命にかかわる病気を引き起こす原因ともなり、最悪の場合は死に至る危険もあるのです。

治療途中の虫歯の放置

虫歯の治療では痛みをなくすため、先に神経を除去する場合があります。神経を取って痛みを感じなくなると、忙しいから、痛くないからと通院をやめてしまいそのまま放置・・・なんてことになっていませんか?しかし治療途中での放置は大変危険なもので、何もしないより悪い結果になることも多々あるのです。治療途中の歯は削るなどの処置でもろくなっていたり、取れやすい仮の被せ物をしていたりするので、患部は無防備な状態で虫歯菌・歯周病菌にさらされることになります。しばらく通院してないので行きにくいと思わずに、すぐに治療を再開しましょう。

放置していれば虫歯は治る?

虫歯が自然治癒することは絶対にありません。痛みがなくなったからと言って治ったわけではなく、神経が壊死していてさらに悪化しているのかもしれないのです。虫歯の進み具合には個人差がありますが、少しずつでも必ず進行しています。心当たりがあれば、できるだけ早く歯科を受診しましょう。

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