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>>歯の変色や知覚過敏と虫歯との見分け方

2015年08月25日歯の変色や知覚過敏と虫歯との見分け方

歯の変色や知覚過敏と虫歯との見分け方

歯の変色と知覚過敏

歯磨きしていたら色が変わっている部分を見つけてしまった。飲み物が歯にしみる。これって虫歯?と気になっていませんか。歯は意外と外部からの刺激や影響を受けやすく、虫歯以外の原因で変色したり、痛みを感じたりすることも多くあります。歯の異常が必ずしも虫歯とは限らないのです。

【歯の変色】
食べ物や飲み物、たばこが原因で歯にステインと呼ばれる色素沈着が起こります。ステインが付着すると以下のような状態になります。
・歯全体がくすんだり、黄色~茶色っぽく変色する。
・細かい斑点状、粒子状の着色がある。

いずれも一本だけではなく、広範囲に見られることが多く、コーヒーや紅茶などの色の濃い飲み物・食べ物を習慣的にとっている場合に起こりやすくなります。
また、汚れでない変色では、幼少期に歯の根元や歯茎の部分を怪我したことなどが原因で、エナメル質の形成不全が起こり、成長してから歯が変色することもあります。

【知覚過敏】
歯のエナメル質が何らかの原因で削れたり溶けたりして、象牙質がむき出しになることで起こります。熱い・冷たいなどの刺激が伝わりやすくなり、その刺激を痛いと感じるのです。また加齢により歯茎が痩せ、歯の根元がむき出しになることでも起こります。

【ハミガキで解消・ステインと知覚過敏】
ステインや知覚過敏に着目した、専用のハミガキ剤も多く販売されています。薬局で簡単に手に入りますので、使用してみるのも見分ける手段になるでしょう。使い続けても症状が改善されない場合は虫歯の可能性がありますので、歯科を受診してみましょう。

視覚でチェック虫歯の見分け方

鏡を見ながら虫歯が疑われる歯を見つけてみましょう。

【歯と歯の間の変色】
歯の表面でなく、歯と歯の間に変色がみられる場合には、虫歯ができている可能性があります。境目から両側に変色している場合も、片方の歯だけ変色する場合もあります。
歯の間は歯磨きのブラシが入りにくいため、食べかすや歯垢が残りやすく、虫歯になりやすい部分です。

【治療痕の変色】
樹脂や金属など、詰め物そのものは虫歯になりませんが、歯と詰め物の境目は隙間から虫歯菌が入り込むため、虫歯ができやすくなります。詰め物との境目から歯の方にかけて変色していたり、境目にはっきり段差があるといった場合は虫歯を疑いましょう。詰め物自体は経年劣化で変色しますが、問題ありません。

【奥歯の溝の変色】
奥歯は歯ブラシが届きにくく虫歯になりやすい箇所です。歯の上側のでこぼこした部分に、いつまでも取れない亀裂のような変色がある場合は、汚れでなく虫歯かもしれません。

知覚過敏と虫歯のちがいは?

知覚過敏は虫歯と似た痛みを感じますが、次のようなちがいがあります。

  知覚過敏 虫歯
熱い物・冷たい物がしみる 一瞬だけ痛い 痛みがしばらく続く
歯をたたいた時 痛くない 響くように痛い

自己判断より歯科受診を

単なる変色や知覚過敏なのか、虫歯なのかの判断は歯科医でもすぐにはつかないことが多く、診断には医師の経験に基づく部分が多いといいます。自己判断で「知覚過敏だから大丈夫」と結論付けてしまうと、知らず知らずのうちに虫歯が進行してしまうことにもなりかねません。どうかな?と思ったらまずは歯科を受診することが大切です。

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